新しい日本型資本主義 
12月17日午後4時42分「やきとり三船」にて
12月17日午後4時42分やきとり三船にて
午前4時50分起床。浅草は晴れ。岩見沢にて独り呑みは「やきとり三船」だった。午後4時前に店に入ったが、この日はどういうわけか先客は一名だけという塩梅。
しかしこの「さみしさ」は一時的なものだろう、と勝手に解釈してカウンターに座る。すると「何にしますか」、と聴かれたので、「もつ」を5本と「せいにく」を5本の計10本を頼む。
すぐさまちゃんと答えるあたしもあたしだが、5本5本というのは多すぎやしないだろうか、と心配になった（確かに多すぎたのは2件目の店に行ってから分かるのだが）。
そしてまずはビールをもらったのだ。「まずはビール」と書いたが、この日はビール以外は呑まないつもりだった。ただビールというのは本当はダメなのであるが、まだ元気な頃の名残か、やたらとビールが飲みたかった。
やきとりが焼き上がる前にビールは半分以上呑んでしまったが、外は相変わらずの寒さだ。しかし部屋の中で呑むビールは格別である。そして「もつ」と「せいにく」を交互に食べ始めた。
ビールがなくなるとお代わりをもらったが、「もつ」と「せいにく」の永遠と思われた反復運動が終わるのに、さほど時間は必要ではなかった。うん、うまかった。腹も満ちた。さて、帰るか、と時計を見れば、午後4時42分という篦棒な時間だったのである。
