牛すじ肉と赤こんにゃくの煮込み牛すじ肉と赤こんにゃくの煮込み


牛すじ肉と赤こんにゃくの煮込みとざるそば(大盛り)

これは土曜の夜の酒肴で、彦根で二日目の夜だった。場所は八千代 駅前店で呑んだのだが、この店絶えず客が訪れている。なかなか繁昌している店なのだ。

写真の紅い物体はこんにゃくで、「赤こんにゃく」というのだそだ。「赤こんにゃく」は近江八幡の名物でズバリ紅いが味はしない。その「赤こんにゃく」と一緒に煮込んであるのが牛すじであるる。この牛すじが驚くほど甘くうまいのである。

甘いはうまい、本当にうまいと思う。ただ、浅草の牛筋に慣れ親しんではや15年以上、これはあたしの舌には甘過ぎるのである。甘すぎるからまたビールをやる。幾らでもイケそうである。酒は捗る。

しかし甘すぎるといっても決して口にべたつくようなものではないのだ。その秘密はピンク色のしょうがにある。紅ショウガならぬピンクしょうがである。新生姜を甘酢漬けにすると桜色に染まるが、これはピンクの染めたのだろう。

しかしこのピンクしょうががイケているのである。大きめの牛すじの甘さを消すではなく、より引きたるように、しかししれでいいてさえ度を超さないようにである。

いや、見事だな、と思うが、一方、ざる蕎麦の大盛りは「牛すじ肉と赤こんにゃくの煮込み」には及ばない。残念だが、葱が違う世界の蕎麦である。贅沢は云うまいと蕎麦を手繰ったのである。

さるそば(大盛り)

八千代

八千代 駅前店
滋賀県彦根市旭町9-1