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いわて蔵ビール IPA(インディア・ペールエール)とスタウト

午前7時50分起床。浅草くもり。村上さんのもうひとつの贈与は一関市の世嬉の一酒造いわて蔵ビールだった。所謂クラフトビールであるこれは、あたしがビンゴゲームであてたもだ。

あたしはビールが好きだ。いや、好きだった、と記すべきかもしれない。あたしの好きなビールはアサヒのスーパードライで、あたしが全盛期の頃には幾らでも呑めたものである。しかし、脳梗塞で倒れて以来、その原因が糖尿病にある、と云われ、糖質の多いビールはオミットしていたのである。

けれども残念ながら好きなものは止められないのである。昔とは比べものにはならないが、2,3年前からまた(御存知のように)ビールを呑み始めていたのだ。まあ、症状もだいぶ良くなっているのだが、そこにこのクラフトビールである。これはー日2本ずついただくことにした。

最初は、IPA(インディア・ペールエール)とスタウトビールだった。これはあたしが選んだのではなく、家人の選択である。栓抜きでポンと栓を開け、とくとくとコップにIPAを注ぐ。明るい琥珀色が喉にやってくる苦みを予告するようだ。一口呑む。苦みは気にならず、あーうまいな、と心からそう思う。

そしてもう一杯はスタウトである。あたしは日本の黒ビールは殆ど飲まない。唯一呑むのは、アサヒの黒とスーパードライのハーフ&ハーフぐらいだが、それさえも、この20年間は呑んでいない。しかし、この黒を呑んでみた。そしたら、やたらとうまいのだ。なぜか予想していた味とは違う軽さがあるが、世嬉の一酒造いわて蔵ビールのうまさを知らしめるいい口開けだったのだ。

いわて蔵ビール

スタウト

世嬉の一酒造株式会社
岩手県一関市田村町5-42