玉地蒸し玉地蒸し


玉地蒸し

午前6時40分起床。浅草はくもり。清司ではもちろん寿司を食べるが、行く度に「玉地蒸し(たまじむし)」がでてくる。あたしはこれが好きだ。「玉地蒸し」は茶碗蒸しのようだが、広い意味で云えば茶碗蒸しも「玉地蒸し」なのだろう(たぶん)。

玉地とは、だし汁と卵液を合わせて調味した汁のことで、それを蒸したのが「玉地蒸し」となる。つまり具のない茶碗蒸しのことである。なんども店のおやじさんから説明を受けていたのだが、こうして書くことでそのいい加減な知識さえより深く理解ができる気になるから不思議だ。

つまりこの行為は「反省」註1と云うやつだが、あたしは「玉地蒸し」と穴子の白と黒を食べるのが好きである。この日ももらたが、でも酢飯は恐い(笑)。翌朝の血糖値は調子に乗って食べた分だけ上がっているのだな。[浅草グルメマップ]

穴子の白と黒

註1:反省
「経験」を振り返り、徹底的に「追体験」することによって、そこで学んだ「智恵」を可能な限り言葉にしようとする方法。「反省」を通じて、そこで学んだことを言葉で表そうと極限の努力をするとき、「言葉で語れる知識」だけでなく「言葉で語れない智恵」も掴みやすくなる。(『これから知識社会で何が起こるのか』 田坂広志(著) 東洋経済新報社 2003年7月17日)

すし処清司
東京都台東区浅草3丁目22-12 新坂ビル1F