もりそば3枚もりそば3枚


大畠家のもりそば3枚

午5時20分起床。浅草は晴れ。勇んで花巻に行けば、なんと「マルカン食堂」は休みだった。再開後初めての「ナポリカツ」を楽しみにしていたのに、水曜日は(マルカンは)定休日、これを頭にたたきこんでおかなくてはいけない。しかし、「マルカン食堂」が休みぐらいでめげてはいられない。花巻にはまだ食べるところがあるのだ。そう「大畠家」だ。「大畠家」はマルカンの2本ばかし奥の通りにある蕎麦屋である。

時刻は午前10時20分、開店まであと40分もあるので付近を散策してみた。歩き廻ること30分、10時50分に戻ってきた時には「大畠家」には暖簾が掛けられていた。おーとなぜか小さな雄叫びをあげて中に入るいると、前回と何にも変わってない店内に安心する。そしてたのんだ「もりそば3枚」は、黄金のランチメニューとして、(あたしの中では)決まっているのだ。この「大畠家」では白い蕎麦が3段重ねになってやってくる。

その3段重ねが好きだ。そして、「大畠家」は蕎麦も汁も特徴的だ。蕎麦は白く輝き、堅くはないのだが(むしろ軽いと云ってもよいだろう)喉越しは抜群によい。汁は江戸の蕎麦に比べれば甘いが、薬味についてくる「紅葉おろし」が特筆ものなのだ。「紅葉おろし」を使えば一層うまい。「紅葉おろし」がつく蕎麦なんて江戸では見たことがないが、蕎麦1枚1枚を食べ終えると、腹は膨れ、幸せな時間は終わりを告げるのだ。

もりそば3枚

紅葉おろし

大畠家

大畠家
岩手県花巻市豊沢町5-1