富有柿富有柿


富有柿が届いた晩秋の夜

午前5時30分起床。浅草はくもり。今年も「富有柿」が届いた。「岐阜県建築士事務所協会」さんからの贈与の品である。「岐阜=柿」というイメージは、あたしの中では出来上がっている。これがまさに「パトリ」だと。毎年送ってもらえるこの立派な果実は、そのまま食べたり、サラダになったりして、あたし自身がちゃんと食べる。普段は甘ものはホンの少しを食べるだけで後は後悔するだけなのだが、この甘い果実は一切の後悔はない。

それは柿が世界一の果物だ、と(あたしが)信じて疑わないからだ。柿がこんなにうまいものであることを(たぶん)アメリカ人は知らないだろう。北海道にも柿は無いと聞いた事がある。残念ながらあたしは(自分では)確認していないが、寒いからなのだろう。しかし、雪のふる中、取り忘れた熟した柿の実がぶら下がっている。それこそ、あたしの頭の中にある冬の原風景のひとつなのだ。とかなんとか思いながら、剥いた柿を食べる。まだ少し堅いかな。

富有柿

富有柿