季節の天ぷらそば季節の天ぷらそば


季節の天ぷらそば

午前5時5分起床。浅草は晴れ。昼餉は「墨田区役所 食堂」にいった。この日は時間がなくホンの15分だけの昼休みだったのだが、時間は無くても飯だけは食うのだ。あたしが脳梗塞で倒れて以来、一度もランチを取らなかったことはない。そればかりか、朝餉も夕餉もきちんとたべている。一日三食、この習慣は崩れないのである。

この食堂で、前々から気にはなっていたのだが、いたるところに貼られた『春のおすすめ「季節の天ぷらそば」』のポスターがある。なぜ季節の「天ぷらそば」なのかと云えば、それは「たらの芽」と「ひめ筍」の存在だろう。確かに「春」なのだ。外の気温はめきめきと春めき、桜の花ももう散ろうと云うときに成る程これは正に「春」だ。

あたしはこの蕎麦を頼む。何時も思うのだがこの食堂は直ぐには出てこない。その上厨房というか調理する場所が陰に隠れているために何をやっているのかもわからない。つまり製造過程は謎なのである。そして眼の前に突然出てくる料理。その料理が今回は「季節の天ぷらそば」なのだが、なんとなく突然「春」になったようで心地良かった。まあ、天ぷらの衣は冬のままだったけれどもね。[浅草でランチ

ポスター

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1-23-20 墨田区役所1F