とうふのむさしやとうふのむさしや


とうふのむさしや

午前5時30分起床。浅草はくもり。今日は空知におよばれだ。さて、この店は偶然に見つけたものだ。場所は「千住ほんちょう商店街」の「トーフショップむさしや」である。この日は昼間から蕎麦屋「柏屋」で酒を呑み(「柏屋」の「ほろ酔いセット」である。これは後日書きたい)、それこそほろ酔加減で商店街を歩いていた。あたしはこの商店街が好きだ。

そんな折「ねぎひろうす」の商品ポスターが目に付いたのである。「ひろうす」か、懐かしい言葉だなと思った。そう、ここ東京では「がんもどき」のことである。場所は「トーフショップ」と書かれていたが、しかし何故に「ひろうす」なのだろうか、とついつい店に吸い込まれてしまったのだ。そして思わず買ってしまったのである。「豆腐メンチ」をである。いや商売大成功だなと思う。

しかし「豆腐メンチ」である。「有る」はずのない商品ああった。存在自体がずるい商品である。反則である。しかし、これだけでもなんなので、「厚揚げはさみ揚げ」と「いそべ揚げ」も買って帰った。あたしの遣いの「栃木屋」同様、色々作っているものだなと思う。最近の豆腐屋と云うのは、こうでもしなくちゃやっていけないのかもしれない。

家に帰って夕飯に、「豆腐メンチ」と「厚揚げはさみ揚げ」と「いそべ揚げ」をレンジでチンして食べた。なによりも「豆腐メンチ」を興味深く食べる。食べている最中に、なにやら口の中でアクセントを感じるものがあった。「とうふメンチ」を解剖のように箸を使ってばらした。するとあークルミなのだ。クルミの実を入れてあるのだ。この豆腐屋の知恵に思わず脱帽をしてしまった。

ショーケースに並ぶ数々の商品

「豆腐メンチ」と「厚揚げはさみ揚げ」と「いそべ揚げ」

トーフショップむさしや

トーフショップむさしや
東京都足立区千住1丁目30-1