小海老とゲソのかきあげそば小海老とゲソのかきあげそば


小海老とゲソのかきあげ

午前5時10分起床。浅草は晴れ。「ゆで太郎本所吾妻橋店」へは最近行っていなかったが、それはわざと行っていなかったわけで、理由は昨日書いた通りだ。これは2月中旬に食べたもので、名前を「小海老とゲソのかきあげそば」という。これにトッピングされた「小海老とゲソのかきあげ」は素晴らしい発想のものだ。

この「かきあげ」は何と云っても「ゲソ」が決め手である。所謂「ゲソ天」に近いのだ。「ゲソ天」といえば「六文そば」や「一由そば」などが有名だが、それらの強者と比べると、ちょっとだけ上品な「ゲソ天」になろうとしている。そんなもので、一緒に揚げてある豊後別府湾産の「小海老」とおおまかに切られたネギも何処かで上品だ。

食べるとその食感が面白い。口の中で「小海老」がはじけ、「ゲソ」がコリコリとする。しかし、この希有な「かきあげ」も、油がちょっと気入らないのだ。あたしはこの油を最初は褒め称えたが、しばらく食べ続けるうちになんだか飽きてしまった。なにしろ油と蕎麦の汁のハイブリッドがないのである。

そう、当たり前の様に期待していた汁と「かきあげ」のマリアージュが起こらないのだ。これは致命傷である。

油は日清の oillio(オイリオ) を使っている(はずだ)。この油の吸収量は通常の油に比べ13%オフ、それに何とコレステロール0なのだが、残念ながら「小海老とゲソのかきあげ」にはちょっとあわない(と思う)。折角の素材を、油の違いだけで、味が期待よりもおいしくならないのは、ちょっと惜しいのである。[お蕎麦deランチ]

小海老とゲソのかきあげそば

ゆで太郎本所吾妻橋店
東京都墨田区吾妻橋3丁目7-4