島寿司島寿司


魚を安く食べたい

午前5時15分起床。浅草はくもり。魚を食おう、と思っても魚は思ったよりも高いものだ。家で食べられるものは鯵か鯖、若しくは鮭か鰯ぐらいなものである。この歳になって魚が恋しくなってきているのは何なのか。だけれど、その思いは日増しに強くなってきている。そして、ある日突然に魚が食いたいとわめき出す。

「魚をくいにいくぞ!」

その言葉で「磯丸水産 浅草新仲見世通り店」に行ってみる。ここは安い!ただそれだけの理由で店に入る。最初にお通しがでてくるが、いったい何の稚魚かと思う。そして「まぐろ2種盛り」を貰う。少し水っぽいが文句はいうまい。ここは値段相応な店なのである。早速醤油とワサビの出番なのだ。

次に「ほっけの開き」を貰い、これまた醤油を垂らして家人と半分ずつ食べる。そしてイカを刺身で貰う。随分と小さなイカだが、これも値段相応なのだと納得する。そして最後に東京名物の「島寿司」を貰う。こいつはヅケになっていて、ワサビならぬカラシで食べるのだ。

あたしは白身魚と鮪を一貫ずつもらう。なかなかうまいじゃないか。

ただ、東京名物とは云え、「島寿司」は八丈島生まれのものだ。所謂23区内ではない。つまり「島寿司」のシュミラークルを食べているのだが、「島寿司」を食べに船に乗って行くわけにも行くまい。まあ、そこは値段相応だということで落ち着くのである。

お通し

まぐろ2種盛り

ホッケ開き

イカ刺し

磯丸水産 浅草新仲見世通り店
東京都台東区浅草一丁目23-7社本ビル