20191124_122629きのこそば


石臼挽き生蕎麦 本陣

お昼頃に「石臼挽き生蕎麦 本神」に行けば、おー込んでいる。座る処は無論、立ち食いエリアも一杯だ。何時からこんなに込むようになったんだ、と独りごちる。あたしのいる場所がない、と思うが、そこは立ち喰い蕎麦屋である。直ぐに席は空くのだ。

何を食って良いのか分からない時に、最近は「本陣」にいく。「本陣」には「結界」がない。これはある意味かっがりすることだが、ある意味凄いことだ、と(あたしは)思っている。なんでそうなってしまったのかは、未だによく分からないのだが、街的な緊張というものの欠片もないのである。

見事としかいいようがないきのこそば

べたな名前だ。「きのこそば」である。この蕎麦が最近の「石臼挽き生蕎麦 本神」の新作だ。勿論、新作の「きのこそば」をもらう。まあ、あっと云う間と云うよりは、若干時間はかかるが、出てきた蕎麦をしげしげと見る。

ぐるっと回って戻ってきたような姿をしているが、元の位置とは違う。そんな蕎麦だ。これはなかなかいい姿だ。

きのこが片栗粉のあんかけに身を浸している。そのきのこの間に垣間見るかき玉や、緑色の春菊も素晴らしい。「本神」の蕎麦のスタイルは、(あたしの知るなかでは)ピカ1の処だが、この「きのこそば」のスタイルも見事にいい。そして、食べれば見事にうまい。これは見事としか言葉が見当たらない蕎麦だ。[浅草グルメ] [お蕎麦deランチ]

きのこそば

石臼挽き生蕎麦 本陣
東京都台東区浅草2丁目22-10