新しい日本型資本主義 
めんたいいわし炙り焼き
よかたい総本店
午前5時20分起床。浅草は晴れ。次にあたしが云ったのは「よかたい総本店」という店である。この店は思ったよりも広い国道沿いにある居酒屋だった。この広い道路というのが半端じゃなく広く、まるで昼はやってない料理屋風の様相だったのだ。
きっと人は入っていないな、とあたしは思った。
そしたら、7割方の客が入っていたのだ。うわ、と声がでたが、結界を破って入った居酒屋にしては、何処かよそよそしい感じがした。あたしはカウンター-の空いている処に座ると、ビール（博多はサッポロばかりなのだ）を頼んだ。そして「博多一口餃子」をオーダーする。
せんべろ
今回のテーマは「せんべろ」だ。1000円程度で呑む。それでさよならするつもりなのだ。酒肴は他に「さんまのハバネロ」と「トースト」をお願いしたのだが、残念ながらないとのこと。しょうがないので「めんたいいわし炙り焼き」をお願いする。
なんとなく酒肴が博多っぽかったが、まあ、下町で呑むのとそうは変わらない。あたしにとっての「せんべろ」なら、たまに行く鶯谷の「信濃路 鶯谷店」がある。24時間営業の下町の呑兵衛の集まる処だ。
あそこの「アジール」具合に比べると物足りない。なにかが足りないのである。
その何かが分かれば、今頃（あたしは）飲み屋の親父だろうが、しかし、足りない分妙に明るい。この妙な明るさが博多という土地故の凄さなのか。しかし、最後まで落ち着かなかい、一寸、余所者を感じた店だったのだ。
よかたい総本店
福岡県福岡市博多区博多駅中央街6-11 1F
