かぶら寿しと大根寿しかぶら寿しと大根寿し


正月四日のかぶら寿しと大根寿し

午前7時10分起床。浅草は晴れ。昨年末に大阪の「ねぇさん」が贈ってくれた「四十萬谷本舗」の「大根寿し」と「かぶら寿し」を、今年は正月四日の夜に食べてみた。つまり、今日で賞味期限が切れる、というギリギリまで置いていたのだ。若しかしたら、酸っぱくなるかもしれない、と(あたしは酸っぱい漬物が好きなのだ)。

残念ながら、「大根寿し」も「かぶら寿し」も酸っぱくはならなかったが、どのぐらい置けば酸っぱくなるのか知りたいものだ。若しかしたら、永遠に酸っぱくはならないかもしれないな、と思いながら、紅い人参が、妙にエロテックに絡まる象牙色の躯体を口に運ぶ。

月桂冠 糖質ゼロ

「大根寿し」と「かぶら寿し」を食べるのは、年に一度のハレの日だ。だからと云って、何か特別なものを用意することは無い。「大根」と「にしん」、「かぶら」と「ぶり」の絡まり合った複雑な旨味が、あたしの舌にハイブリッドな旨味を与えてくれる。それだけで充分である。

無論、今日は酒を呑む。本来ならば熱燗にしてやるのが良いのだが、呑むのは「月桂冠 糖質ゼロ」だ。超淡麗辛口なこの酒は、家人が料理酒として購入しているものを、あたしが呑める日本酒として頂いたものだ。味は超淡麗辛口、冷やして呑むしか無いこの日本酒がやけにうまかった。

かぶら寿しと大根寿し

四十萬谷本舗
石川県金沢市弥生1丁目17-28