2枚もり2枚もり


原点回帰

午前5時起床。浅草はくもり。久々の「ゆで太郎本所吾妻橋店」だった。此の処「ゆで太郎」を書くときには「久々の」と書くのが常になっている。何時からこうなったのはよく覚えていないのだが、本当に久々なのだ。その久々の「ゆで太郎」で原点回帰の「2枚もり」を手繰った。

流石に蕎麦粉は約五割五分と(此の手の蕎麦屋にしては)驕ってはいるが、やっぱり八割は欲しいな、と(家で市販の十割蕎麦を茹でている身としては)だいぶ淋しく感じる。小麦粉の香りもするこの蕎麦だが、でもこの値段なら仕方がないか、とも思うのだ。この麺はうまい(と思う)。

普通に食う

麺はうまい、と書くと、蕎麦ではないのか、と云われてしまう。蕎麦がうまいでもいいのだが、あたしは「ハイブリッド」の効果を知っていて、これをあらゆるところで褒めちぎっている。この「2枚もり」はよく出来ているが、蕎麦と小麦粉の「混ぜ合わせ」で終わらせたくはないのだ。

それを越えるものでなくてはならない。この五割五分の蕎麦がホントに蕎麦なのか、という疑問は腹の中に蕎麦と一緒に飲み込んで、あたしはこの蕎麦を黙々と手繰り続ける。小食になり、この「2枚もり」さえ食べられるかどうかの瀬戸際なのだが、漸く食べ終えた。うん、うまいと思うのだ。

2枚もり

ゆで太郎本所吾妻橋店
東京都墨田区吾妻橋3丁目7-4