髭の冷麺髭の冷麺


焼肉・冷麺 髭

午前5時30分起床。浅草は晴れ。「岩手県盛岡市繋字尾入野47-15」とは「焼肉・冷麺 髭」のある処だ。あたしは新型コロナウイルスの前迄は、よく盛岡市に行っていたが、なにぶん盛岡と云っても駅前中心の場所に限られていた。足(車)を調達するのが大変なのだが、この「髭」については話しだけは聞いていた(食べたことがある様な気もするのだが(笑))。

「髭の冷麺」は「下河原さん」からの夏の譲与だ。一日置いて食べたのだが、なぜ一日置いたのかと云えば、色々と調達しないといけないのである。それも盛岡とは違うここ浅草でだ。つまり、無いものは無い(笑)。あたしの役目は肉であるが、それこそ無いのものは無い。それで肉の代わりにチャーシューを調達してきた。

素晴らしい!

そう「松喜の叉焼(チャーシュー)」をである。そして「冷麺文法」の通りそろえた具材を、あらかじめ水で割った醤油色の濃いスープと3分30秒茹でた麺の上に並べたのだ。なかなかの見映えだった。そしてこれを食べてみる。この「冷麺」は見事にうまい。それも「盛楼閣」のように洗練された味ではない。

かといって「もりしげ」のような無頼でもない。麺はジャガイモデンプン主体のオーソドックスな太麺だが、この「冷麺」の凄さはスープにあると見た。はっきりとした、そして味の濃いそれは、江戸の蕎麦ダレにも通ずるところがある。いや、はまった味だった。こんな「冷麺」は食べたことがないのだ。素晴らしい!

髭の冷麺

髭の冷麺

焼肉・冷麺 髭
岩手県盛岡市繋尾入野47-15