キーマカレーキーマカレー


キーマカレー

午前4時40分起床。浅草は晴れ。あたしはカレーが好きだ。先週は2日続けてカレーをランチにしたのだが、それが「キーマカレー」と「カツカレー」である。勿論「墨田区役所 食堂」でなのだ。ここ「墨田区役所 食堂」の特徴なのだが、なにかと云うと温玉を使う。困った時の温玉だよりなのである。

この「キーマカレー」もご多分に漏れず温玉がついていた。温玉を崩して食べるカレーなんて、なんて日本チックなのだろう、と思うが、あたしが好きなカレーはもっぱらジャパニーズカレーなのだから、それはそれでいいし、温玉を崩して混ぜる行為があたしは好きだ。作っているというよりも何かを壊している感じがする。

そして、挽肉を炒めたそのカタチは普通の「キーマカレー」と同じである。ただしこの「キーマカレー」はルーが緩い。あたしは「キーマカレー」と云えばガチガチに固まったものが好きなのだが、しかし、「墨田区役所 食堂」でそんなことを云っても無駄である。「キーマカレー」は挽肉があればこと足りるのである。

カツカレー

一方、「カツカレー」を食べると「ゆで太郎」のそれを何時も思い出す、「ジャンボカツカレー」だ。こいつには「ハイブリッド」として生まれたプライドがある。勿論、「とんかつ」と「カレー」の「ハイブリッド」であるし、生まれた国(日本とインドか)の「ハイブリッド」でもある。

だけど、このカレーは「とんかつ」を外せば普通のカレーなのだ。だから「カツカレー」と云うときにはカツが問題となる。しかし、この「カツカレー」は「とんかつ」の印象が極端に薄いのである。

確かに食べている時には「カツ」はあるな、と思うが、食べ終えた後にはそれはないのだ。「あれ、カツは食ったっけ」なのである。これらのカレーは両方とも「墨田区役所 食堂」屈指の「~のようなもの」メニューなのだ。一応目指すものは分かっている。でも出来た物はちょっと違う。そんなものがあたしは好きだ。[浅草グルメ]

カツカレー

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1丁目23-20 墨田区役所1F