うなぎのタレごはんうなぎのタレごはん


名代 宇奈とと 浅草店

午前4時30分起床。浅草はくもり。なんとなく、発作的に「うな重」が食べたくなった。松屋にいたあたしらは、そのまま「名代 宇奈とと 浅草店」により「うな重特上」を買って帰ったのだ。「名代 宇奈とと 浅草店」には客は2人いたが、外で待っていたあたしたちに、「中にどうぞ」と中に入れてくれてお茶をごちそうしてくれた。

中に入るといろんな処に中国語が書かれている。でも中国人のお客さんは誰もいない。この店はインバウンド向けの店で、休日には中国人のお客さんが行列を作っていたこを思い出す。何時になったら昔の賑わいを取り戻すのだろうか、とちょっと不安になる。まあ、店にして見ればそれどころじゃないだろうが。

そうして待つこと10分程、漸く「うな重特上」が来上がる。これを自転車まで持って帰る、そして自転車に乗って帰る。「うなぎ」の香りが自転車の前のかごからマスクをこえて入ってくる。くーたまらないぜ、なのだ。家について「うな重特上」開けてみる。二段重ねになっていて、一つは「蒲焼き」が、もう一つには「うなぎのタレごはん」が入っている。

うなぎのタレごはん

あーそうだよ、と「うなぎのタレごはん」を見て、大阪は西成の「スーパー出玉」で売っている「うなぎのタレ飯」を思い出していた。「YouTube」で見たのだ(下の動画の4分10秒頃にでてくる)。曰く「うなぎなんて物はタレがおいしいのであって、うなぎ自体は、あってもなくても別にどっちでもいいんだぜ。」なのだ。

正に云いたいことはわかる。糖尿病のあたしでさえ、「うなぎのタレごはん」を見た途端、何時もは3分の1だけなのだが、今日は半分は食いたい、と思ったのだ。それぐらい「うなぎのタレ」はうまい。そしてそのタレが染み入ったご飯は抜群だと云える。でも「それを言っちゃおしまいよ」なのである。

幾ら史上価格の半額だろうと、それじゃ鰻の立場がないではないか、と「うなぎ」も食べる。ここの「うなぎ」は浅草でよく食べる「うなぎ」に比べれば遙かに堅いのだが、堅いと云っても郡上の「吉田屋」ほどのカリカリ感はない。しかし、もの凄く甘いのである。あまいはうまい、うまいは体にわるい。でも、それはそれなりにうまいのだ。

うな重特上

名代 宇奈とと 浅草店
東京都台東区花川戸一丁目5ー2