部品としての冷し唐揚げそば冷し唐揚げそば


冷し唐揚げそば

午前4時30分起床。浅草はくもり。この日も「墨田区役所 食堂」へ行けば「唐揚げそば」が出ていた。そういえば以前にも「唐揚げそば」が出ていたが、まだ熱い最中だったので、「冷し唐揚げそば」にしたのだが、それは、別皿で出てくる「唐揚げ」とぶっかけスタイルの蕎麦である。

つまり、みんな部品のようなスタイルで出てくる。この部品と云うのは、「唐揚げ」は「唐揚げ」として食べられるし、蕎麦は蕎麦として食べられる、その上合体(なつかしい言葉だ)すれば「唐揚げそば」にもなる、という意味である。

この「冷し唐揚げそば」というのは、あたしは「墨田区役所 食堂」で初めて食べた(ような気がする)が、もっとも「冷し唐揚げそば」という名称は出ていなくて「冷たくも出来ます」、と書かれていた(たぶん)。だから、「冷たい蕎麦で」、とお願いすればこの部品がでてくるのだ。

それはまさに部品なのである。「唐揚げ」、「葱」、「汁」、そして「わかめの乗った蕎麦」に部材が分かれている。それを自分で組み立てるのだ。あたしは「唐揚げ」を3つ「わかめ」に前にならべ、そして「汁」をかける。そうしないと、冷えきった「唐揚げ」が堅くて食べられない(ような気がするのだ)。

唐揚げそば

それに比べれば、「唐揚げそば」を頼めば、出来上がりは丼に入った「作品」となって出てくる。左に「唐揚げ」を3つ、右に「わかめ」、そして「葱」を中央に供え「汁」を満たした、正に「蕎麦文法」と呼びたい完璧な姿だろう。勿論、食べればうまい。しかし、この差は一体何なのだろう、と思うのだ。[浅草グルメ] [お蕎麦deランチ]

完成品

唐揚げそば

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1丁目23-20 墨田区役所1F