まぜ16個まぜ16個


まぜ16個

午前4時30分起床。浅草は晴れ。あたしは以前には考えられないぐらい小食になってしまっている。特にご飯は糖質制限をしたこともあって、ここ10年間というもの少し食べるだけで済むようになってしまった。そんなものだから「浅草志乃田寿司」で寿司を買うのも2年ぶりのことだった。

あたしはこの「稲荷寿司」と「海苔巻」が大好きだ。甘い油揚げで酢飯をつくるんだ「お稲荷さん」、海苔の歯ごたえ、そして酢飯とのバランスも良い「海苔巻」と、食べるだけなら簡単なのである。それこそ腹の限界まで食える。でも、血糖値のコントロールができないと脳梗塞の再発に繋がる恐れがある(と、お医者さんが言っている)。

今回は、家人が「まぜ16個」を買った。あたしは12個でも大丈夫だよ、と云っていたのに、家人は16個じゃないと安心しないらしい。考えてもみれば、あたしが食べるのは「お稲荷さん」1個と「海苔巻」3個の計4個なのだ。残りは「お稲荷さん」7個と「海苔巻き」5個である。十分じゃないか、と思うだろう。

病いには勝てない

家に帰って包みを開ける。あたしは予定通りの個数を食べる。家人も残りを食べる。うん、やっぱりうまい。このうまさは舌が直接感じることができる。つまり顔がほころぶのだ。しかし、家人がなにかものたらなそうに云う。「まぜ24個」でもいけたね、と。ほんとかよ、とあたしは思う。

それは食べる気になればいくらでも食べられるだろう。でもだ、これだけで腹一杯にするつもりなら兎も角、他にも食べるのだ。ウチの家人は胃袋は頗る元気だ。あたしは正直うらやましい。何時も一緒にいるが、甘い物は家人の領域なのだ。あたしは病いには勝てないな、と思う。しかし、勝てない、と分かっていても、食べるあたしがいるのだな。[浅草グルメマップ] [浅草でランチ]

まぜ16個

志乃田寿司

浅草志乃田寿司
東京都台東区雷門一丁目1-10