ガパオガパオ


一度でも行けば今日から君はなじみなのか

午前3時30分起床。浅草は晴れ。人間にはきっかけは大切である。間があいて行っていなかった店でも、一度だけでいい、一度でもまた行けば今日からはもう「なじみ」なのだ(笑)。そんなわけで、今日のランチは「タイ屋台メシ モンティ13」からテイクアウトすることにした。

ここはとにかく辛いのである。その辛い店で今回はさらに辛い「ガパオライス」をもらったのだ。「ガパオライス」は今年の5月に食べて以来だから半年ぶりのことだった。今日は辛くない方を当然にもらう(この料理、辛いのと辛くないものの2本立てなのだ)。

ただ、辛くない、とは云うが、ここは「タイ屋台メシ モンティ13」だ。それはそれは辛いのだが、あたしはその辛さの度合いを忘れていた。人間は半年もすれば辛さを忘れてしまう動物なのかもしれない。全くこまったものなのだ。

ガパオライス

ご飯の上の目玉焼きがやたらうまそうな「ガパオライス」は、タイ料理の中でも定番中の定番だが、鶏肉の挽肉等を炒め合わせて、オイスターソースやナンプラーなどで味付けしたものを、ご飯にかけて食べる。半年前(たぶん)、あたしはなんとか食べられたと思っていた。しかしそれは思い過ごしだった訳だが。

まず目玉焼きを崩してタイ米を食べてみる。タイ米が柔らかい。炊くときに水が多かったのかな、と思うが、それがたまごの黄身と抜群にあう。いや、冷たいタイ米がこれほど目玉焼きと合うなんて誰が思うだろうか。そして、その目玉焼きの上に具材を乗せて食べる。決して混ぜ合わせはしない。

そのバランスが難しい(笑)。具材の量は極僅かでいいのだ。なぜならばものすごく辛いからで、あたしは当然にあまり辛くないものを選んだのに、どこが辛くねぇんだ、と腹の中で独りごちる。しかし今回は辛くて食が進まない。辛すぎたのだ。あたしは5分の1も食べないうちに蓋を閉めてしまった。今日はこれを家人のお土産にしよう、と云うのであるな(笑)。[浅草グルメ]

ガパオ

タイ屋台メシ モンティ13
東京都墨田区吾妻橋1丁目7-7