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牛角

午前4時起床。浅草は晴れ。「牛角」に行ったのは何年ぶりだろう。記憶によれば、あたしが行った「牛角」は「牛角 浅草店」で、若しかしたら15年は優に過ぎている。そんな「牛角」である。「Go To Eat」が無かったら一生行かなかったかもしれないが、しかし、その「Go To Eat」が今週末で終わるというので急遽予約を取ったのだ。

この「Go To Eat」がお得なのか否かはよく分からないあたしにとって、国が約600億円も補助を出すこの仕組みを見逃してしまうのはなんとなく癪だったのだ。今度はあたしのスマートホンで予約をとった。場所は「牛角 国際通り店」、ここしかあたしのスマホは店を示してくれなかったのだ(笑)。

浅草に住んでいても「牛角 国際通り店」を知らない(笑)。この村の様な街(浅草)は、こと呑み食いする場所に関しては無限大なのである。この「牛角」の様なチェーン店から個人経営の店までいとまが無い。一度でも行ったことのある店ならなんとか分かるのだが、初めての店となるとなんだか分からないのだ。

その為、前日に予約を入れ、場所をGoogle Mapで検索して確認したりしていた。ついでにホームページでメニューの確認だ。おーいろいろ有る。いや、楽しい!。こんな風にメニューを見回したのも暫く無かったことなのだ。ただ、あたし的には、「焼肉」は何と云っても「大福園」があるし「大成苑」もあったりしている。

「牛角」は、それらとは全く違った「焼肉屋」であることが分かかっただけでもいいだろう。あたしは「食べ放題メニュー」を頼もうとしていたが、なんとそこには「センマイ刺し」と「豚足」がない。そう考えるちょっと痛いのだ。しかし、明日は「牛角」に出かけるのだ、と思うだけで少し緊張したりする。

お金を払わないでお金(のようなもの)をもらう

翌日、仕事が終わってから「牛角」へと向かう。「珈琲アロマ」の前を通って、国際通りを超えた処に「すし一番」があるが、「牛角」はその2階にあった。入り口の重い扉を開け、さっそく予約してあった旨を伝えると席に案内される。ついでに書けば一人一人の席もまた狭い。要はみんなが狭いのだ。

あたしらは食べ放題の「堪能コース」をもらったのだが、どこに食べ放題の皿を置くのか、と少し戸惑う。それぐらいに狭いのだ。まあ、それなりに「焼肉」は楽しんだが、家人は丼が気に入っていた。「ネギたまごはん(小)」と「カルビ専用ごはん(小)」をもらい、その大きさに驚きなながらも、肉を沢山もらって食べていた。

あたしは「牛角冷麺(ハーフ)」が一番の出来だと思った(笑)。やすい「盛岡冷麺」風の麺とスープにキムチとネギがかかっていた。この粗末な料理が一番うまく感じた。ただ食事中、隣のカップルが気になっていた(それぐらいに近い)。隣が帰ったあと、家人は、女は40代、男は20代だろうか、いったいどういう組み合わせなんだ、と話していた。まあ、あたしらも60代と40代だ、たいした違いは無いじゃないか、と笑った。

食事が終わって会計になった。ここは「dポイント」で払う。あたしのウチはドコモだらけで出来ていて、「dポイント」がいつもたまっているのだ。そしたら「Tポイント」は有りませんかと「Tポイント」までつけてくれた。あげくの果ての「Go To Eat]ポイントだ。つまり、お金を払わないでお金(のようなもの)をもらってしまった。なんか不思議な気分になったのだ。

ネギたまごはん(小)

カルビ専用ごはん(小)

牛角冷麺(ハーフ)

牛角 国際通り店
東京都台東区西浅草二丁目13ー9 MCビル 2F