餃子の皮に包まれたビーナス餃子の皮に包まれたビーナス


正嗣

午前3時50分起床。浅草はくもり。「石田屋やきそば店」を後にして、あたしらは「餃子通り」に行ったのだ。目的は「正嗣」である。「正嗣」はその昔、宇都宮の轟さんから送ってもらい食べていたものだが、久しぶりに買って送っておこう、と思った。「正嗣」は店こそ開けているのだが、コロナの影響で今は中で食べることができないそうだ。

あたしは事前にそれを知っていたので5人前の配送を頼んだのだが、もっとも送り状に名前を書くのを忘れれるという大失態(これは家人が悪いのだ)、後から「正嗣」から電話で名前を聞かれる、という塩梅だった。しかし、ようやく餃子屋が開く頃だと思っていったら、開店前だとうのに各店舗とも行列ができていた。とくに「みんみん本店」の行列には驚いた、いや、どちからかと云うと呆れたのだ(笑)。

餃子の皮に包まれたビーナス

そしてJR宇都宮駅に向かってちんたらと歩いていったのだ。そして西口通路で「餃子の皮に包まれたビーナス」とご対面する。しかし、これを初めて見たときには駅の反対側(東口)に有ったような気がしたし、それになにか妙に綺麗に見えたのだ(笑)。それで調べてみたら、確かに以前は東口に有った。

それが2008年に東口の再開発で西口に移転する際、誤って2つに折れてしまったそうなのだ。その後ちゃんと直して立っているのだが、知らない内に苦労をしたんだね、と旧友にでも会ったような気分で挨拶をした。あたし達がいる間にも。他のお客さんがお見えになり写真を撮っている。人気者だな、と思う。

元祖 宇味家 JR宇都宮駅構内店

その後、「Go To トラベル」のおまけの電子クーポン(4000円分ももらえた)を、使える店を見つけておみやげを買い(ただし電子クーポンだけは使えない、という店が多いのには参った)、JR宇都宮駅構内にある「元祖 宇味家 JR宇都宮駅構内店」でまた餃子を食べた。ついでに「佐野ラーメン」も食べたけれど青竹で打ってはなったのだ(笑)。

食後は駅構内をめぐり、一服して今度は東北新館線で上野を目指した。いや、流石に東武に比べれば料金が倍の列車である。今年2度目という新館線は頗る快適だった。一泊二日の宇都宮への小旅行だったけれど、こういうご時世だ、誰にも声を掛けずに失礼をしたのだが、久しぶりの宇都宮は立派にB級だった。いや、そのB級に徹した処に照れがない、いい旅だった。心からそう思う旅だった。

焼餃子

佐野ラーメン

元祖 宇味家 JR宇都宮駅構内店
栃木県宇都宮市川向町1-23 宇都宮駅ビルパセオ 2F