さしみ鮭さしみ鮭


さしみ鮭

午前5時30分起床。浅草はくもり。なんだこれは、と驚いたのだ。「松浦さん」からの贈与は、「株式会社 丸亀」の「さしみ鮭」である。これはその名の通り、刺身で食べられる「鮭」であって、まあ、刺身と云っても、所謂塩漬けなのだが、食べると薄ーい塩の味がするのだ。あたしはその絶妙な塩味にやられてしまったわけだ。

この「さしみ鮭」を、一匹まるごともらったのだが、平成九年の登録商標というから、かれこれ20年以上前に生まれたものである。とうの昔に知っているべきものかも知れないのだが、しかし「鮭」をよくもまあ刺身で食おうと思ったものである。「鮭」と「サーモン」の大きな違いは、生食できるかどうか、ということだろう。

なぜ刺身で食えるのか

回転寿司に置いてあるものは「サーモン」であり、「鮭」は見たことがない(はずだ)。そもそも「鮭」には、アニサキスなどの寄生虫がいたるするから生食厳禁なのだ。北海道にはルイベという料理がある。これは冷凍保存した鮭を切り分け、火で炙って融けかけたところを味わう。

さすがに昔の人は経験的に寄生虫の危険性を回避しているわけだ。しかしこの「さしみ鮭」は素晴らしい。切って皿に並べれば色っぽい躯体を露わにし、味は、その絶妙な塩味、と書くが、書いて伝わるものじゃないことは百承知している。つまりだ、テクスト凶のあたしの脳みその範疇を超えている、いや、うまいのである、

天然海産動物、サケ.マス.タラ.イカ.アジ.サバ イワシなどにはアニサキスという寄生虫が寄生しているからです。本来アニサキスはイルカやクジラといった海洋ほ乳類のおなかで成虫になりますが。そこから排出される卵がオキアミなどの甲殻類に寄生し、それを餌とする多くの魚介類に寄生するといわれます。
当然、弊舗の鮭は天然ですのでアニサキスが寄生している可能性はありますが、弊舗では下記の点に留意して"さしみ鮭"を製造.ご提供しております。

  1. お客様へ生鮭(未凍結、未塩蔵)を販売する際は加熱調理をお願いしております。ご家庭の冷凍庫の温度にもよりますが一般家庭の冷凍庫での凍結はおすすめしておりません。
  2. 鮮度良い鮭だけを選び、水揚げ後速やかに内臓を除去する。…おもに内臓表面に寄生するケースが多いので早めに処理をすることで肉中への侵入を最低限に抑えられます。
  3. 2 に続いて速やかに塩蔵(塩じめ)を行い、-45℃の凍結庫にて72時間凍結をしています。…一般に-20℃*24時間でアニサキスは死滅します。また60℃*1分の加熱処理によっても同様です。
  4. 死滅したアニサキスは切身加工時に熟練した職人により取り除いて 製品化をおこなっています。(https://www.marukame.com/sake/namashoku.html

さしみ鮭

株式会社 丸亀 円山本店
北海道札幌市中央区北1条西27丁目3-16(北1条通り北向き)