シウマイ弁当で夕餉シウマイ弁当で夕餉


シウマイ弁当

午前3時10分起床。浅草は晴れ。「シウマイ弁当」なのである。「シュウマイ弁当」でも「シューマイ弁当」でもない。「シウマイ弁当」である。それで夕餉なのだが、提案はあたしがしたのだ(笑)。今日の夕餉は「崎陽軒のシウマイ弁当」にしようと。それで松屋の地下、「崎陽軒 松屋浅草店」まで行って買ってきた。

この「シュウマイ弁当」はちゃんとした、それこそ隙のない弁当だ。「シウマイ」が5個並ぶその姿は何時もと同じL字型だし、つけもの、からあげ、卵焼き、あんず、かまぼこ、まぐろ(?)の煮付け そしてあたしの大好きな「筍煮」がある。あたしはもし可能なら「筍煮」だけを貰ってビール呑みたいと何時も思う。

そして何よりもご飯がおいしい。しかし、この完璧なまでの「シウマイ弁当」を、このいい加減な夫婦は(夕食をつくらずに)晩飯にしようとしている。あたしの理想は、何時も朝に食べているものを夜にも食べたい、というものなのだが、そうすれば間違いなく血糖値は下がるし、体重も落ちるだろう。

ただ、ウチの家人はそんなことはしない。朝はパン、夜はちゃんとしたものを(その割のはデリバリーが多いのだけれども(笑))という人なのだ。そんな家人もこの「シウマイ弁当」はお気に入りだ。なくなるとこまるから、はやく行ってね、と念を押されたが、夕方過ぎの買い物に「シウマイ弁当」はまだ残っていた。

横浜駅から乗った隣の女性がおもむろにシウマイ弁当を食べていたことを想い出す

そのうち2つを買って帰る。本体はずっしりと重い。この「シウマイ弁当」を初めて食べたのは何時のことだったろう。たぶん20年位のキャリアしか持っていない。ただ、よく覚えているのは、新幹線で大阪に行くとき、横浜駅から乗った隣の女性が、おもむろに「シウマイ弁当」を食べていたことだ。

それもジェットで温めるタイプである。あの時の香り(いや「匂い」と云ったほうがいいな)は、まだ、あたしの鼻(脳裏か)に残っている。たぶんあの車両も、いっぱいの「シウマイ弁当」の匂いで、半分は腹が鳴り、半分はへきへきとしたはずだ。そんな「シウマイ弁当」も今はウチで食べる。はやく遠くにいって食べてみたいものなのだ。

シウマイ弁当

シウマイ弁当

崎陽軒 松屋浅草店
東京都台東区花川戸一丁目4-1 B1F 松屋浅草