焼き豚丼という名の日本式チャーシュー丼焼き豚丼という名の日本式チャーシュー丼


焼き豚丼という名の日本式チャーシュー丼

午前3時起床。浅草はくもり。この日は「墨田区役所 食堂」で「焼き豚丼」なるものをを食べたのだ。この「焼き豚丼」は見た目はすこぶるうまそうだったが、どう考えても「チャーシュー丼」の名付けの方がピンとくる。この豚肉は焼いてはいないのだ、煮てある。だから本体は「煮豚丼」が正しい。

ただ「煮豚丼」だと今一ピントこないのは日本人の常で、だから「焼き豚丼」としたのは解るが、あたし的には是非「日本式チャーシュー丼」として欲しかった。「チャーシュー」は「叉焼」と書くが勿論「焼き豚」のことである。ただこの「焼き豚丼」もそうであるように「煮豚」のことだ。

そして煮豚を日本では「チャーシュー」と呼ぶ。なんだか解らないがそういうことなのである。だからこれは「日本式チャーシュー丼」若しくは「チャーシュー丼」が正しい(のだと勝手に思っている)。

(たぶん)うまいだろう、という予想の元に食券を買い、そしてカウンターに並ぶと、3分の1とご飯の量をつげる。あとは「チャーシュー」をご飯の上に並べてタレを掛け、温玉を中央の落として出来上がりである。

チャーシューはラーメンスープに限る

あたしは何時もの様にテーブルに座ると「チャーシュー丼」を一口食べた。「チャーシュー」の下にはキャベツの千切りがしかれているのか、成る程、そう云えば「ソースカツ丼」にもこのキャベツの千切りはあったな、と思う。そうなると「チャーシュー」であることが途端に不憫に見えてきた。

不憫に見えるだけならいいのだが、どうも「チャーシュー」があまりうまくないのだ。この「うまくない」は、ご飯特有の問題だと思う。ご飯で食べるとパサつきが目立つてしまう。つまりこの「チャーシュー」は、ラーメンに入っている時の「チャーシュー」の特別感が消えてしまっているのだ。

流石は、ラーメンと同じ「チャーシュー」の使い回しなのである。その上、温泉玉子は何処にどうやってくずしたらいいのか解らないのだ(笑)。つまりチャーシューにはあまり合わない。

この「チャーシュー」はラーメンスープに限るのだろう。。そこで「味噌汁」を呑むと一息ついた。そうか、この「味噌汁」のお陰で、どれだけの食事が掬われたことか(笑)、と。ふと「味噌汁」がクロースアップされるが、いや、何を隠そう今日は「墨田区役所 食堂」のハズレの日なのだった(笑)。[浅草グルメ]

焼き豚丼という名の日本式チャーシュー丼

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1丁目23-20 墨田区役所1F