よもだそばの半カレーよもだそば御徒町店の半カレー


よもだそば御徒町店

午前4時15分起床。浅草は弱い雨。この日のランチは御徒町の高架下にある「よもだそば御徒町店」にした。蕎麦は食べたいときに食べるのが一番だとは云え、この日は11時30分を過ぎた早めのランチだった。家人も一緒だが、彼女は初めての「よもだそば」なのである。

今日は食べるものを決めていたので家人に話す、いつもの「春菊天そば」となんと「ハーフカレー」である。「ハーフカレー」?、家人が怪訝な様相でカレーを疑っている。どうせ、うどん粉まみれのものでしょう、と云う。あたしは(たぶん)違うはずだよ、と曖昧に答える。

なにせカレーは(あたしも)初めて食べるのだ。でもうまいらしいことはネットの噂で知っていたのである(笑)、まったく笑い者なのだが、兎に角自販機で食券を買う。家人は「紅ショウガ天」と「半カレー」にした。いや、家人の「紅ショウガ天」好きも惚れ惚れする。

半カレー

そして厨房に食券を出した。あまり待たずに蕎麦とカレーが出てくる。あたしはカレーを見た途端これは辛そうだな、と背筋が寒くなった。テーブルに持ち込み早速食べる。まずはカレーからだが、このカレーは蕎麦屋のカレーではない。これはおかしな云い方なのだが、蕎麦屋の小麦粉まみれのカレーとは全く違う。

更々としたそのカレーをスプーンで掬って食べてみる、とあーやっぱり辛いのだ。辛いのだがこれが食える。あたしは「春菊天そば」を時々啜りながらこの辛いカレーを食べた。この「カレー」はうまいインドカレー」だ。「だが、果たしてこの「カレー」を蕎麦屋で出して良いものなのか、と思った。「春菊天そば」が生きないのだ。

汁に浮かんでいるこなごなの「天ぷら」は、いつもの「春菊天そば」である。それを手繰る、そして食う。その行為は全く正しいのだが、こと「カレー」を食べると、その行為と別次元のことをしているような気分になる。なるほど、一体になる食い方を探さないといけないのである。「カレーそば」ではどうだ、と思ったが果たしてメニューにあるのだろうか。[お蕎麦deランチ]

春菊天そば

紅ショウガ天そば

よもだそば御徒町店
東京都台東区上野五丁目27-6