春菊天そば春菊天そば


寒い9月

午前3時50分起床。浅草は晴れ。今日のランチは温かい「春菊天そば」だ。勿論「文殊 浅草店」へ向かう。温かい蕎麦を食べたいと思っのだ。なんと外は20℃ほどしかない。一体何なのだと思う。なんだかわからない天候なのだが、「文殊 浅草店」に行けば「春菊天そば」がある。

ここの「春菊天そば」は他には代えがたいものだ。しばらく待つと、あの赤みの強い汁の上に、ぽんと「春菊天」の載った蕎麦が出て来る。あーうまそうではないか。勿論「冷しかきあげそば」などの冷たい蕎麦もあるのだが、ちょっと寒いだけで温かい蕎麦のなんてうまそうなことよ。

春菊天そば

「春菊天」はなぜか好きな不思議な「天ぷら」である。この「天ぷら」を立ち食い蕎麦屋以外でわざわざ選んで食うこともない(選んで食べるのであれば「海老天」だ(笑))。でも立ち食いそば屋で何か選んで食べていいよ、と云われれば「春菊天」(か「海老天」(笑))を選ぶ。そんな不思議な「天ぷら」なのである。

ここの「春菊天」は細かく刻んだものをあげてあるが、この「春菊天」が見事に汁を吸いそしてばらばらになる。あー、と思う。何時の間にか食べ続けるうちに無くてはならないものになった。今は他に代えがたい味のうまさがあるが、たぶん若い人にはわからないものだろう。

あー本当にうまいのだ。蕎麦を手繰ると汗を少しだけかいた。ほんのりと汗ばんだ、とでも書こうか(笑)。それでも「春菊天そば」の一杯を食べ終える頃には身体が少し温まる。まだ真夏の服装が少し可笑しいが、少しだけ元気になった。さて、今日もあと半分頑張るか、と思うのだ。 [浅草グルメ] [お蕎麦deランチ]

春菊天そば

文殊浅草店
東京都台東区浅草一丁目1-12 浅草地下街