玉ねぎ天そば玉ねぎ天そば


谷根千

午前3時30分起床。浅草は晴れ。この日は自転車に乗っていたのだが、何処をどう走ったのかが分からないでいのだ(笑)。つまり自分の地図に無い処を走っていたのだ。路地に入ってみたり、国道を走ってみたり、自転車(ブリジストン  マークローザ)を買って以来、一番走ったじゃないか、と思われる位ちゃんと走った。

途中の駅は西日暮里駅か、と思う。「舎人ライナー」も走っている。ここを下れば日暮里駅に出るなと。そこで蕎麦でも食うかと思った。しかし漕ぐうちに、どうやら谷根千界隈まで足を延ばしていたようで、初めて千駄木の駅を見たばかりか、ここは根津駅じゃないかと思う。このまま行ったら不忍池に出てしまうじゃないか(笑)。

この下町のぐるぐるは、特に浅草界隈を走っているとよく出会うものだが、それをパースペクティブに拡大したものと出会うとは、いや参ったなと思った。何とか日暮里の駅前に出ようと、一生懸命漕いで寛永寺の近辺までやってきた。いや、ますますなんだかわからなくなるなと思いながら、日暮里の駅前に出ることができた。

六文そば 日暮里第2店

内心ホッとした自分がいる(笑)。そして日暮里駅の近くの「六文そば 日暮里第2店」に入った。ちょうど店に目の前は広い歩道になっていて自転車を止められる場所がある。そして店内へ。なぜか、狭い店内が人混みで大変なことになっている筈なのに、お客さんは4名だけだった。

そう云えば前回来た時にもそうだったことを想い出す。いつの間に客が減ったのだろうか。しかし、そんなことはどうでもよかった。どうせサッサと食べて帰る人ばかりなのだ。あたしは「ゲソ生姜天そば」を頼のもうと思い天ぷらが並んでいるケースを見た。

玉ねぎ天そば

そしたらないのだよ。「ゲソ生姜天」がない。あーと思う。何が客数が減ったのだ、「ゲソ生姜天」がもう無いではないか。あたしは急いで他の「天ぷら」を探すことにした。そして見つけたのが〈玉ねぎ天」であった。「玉ねぎ天」、あーそうだ、何時もあたしを惑わしていた「玉ねぎ天そば」が食えるぞと思った。

「玉ねぎ天そば」は何故か頭の片隅にある未だ見ぬ強豪の様なものか、あたし自身は、いつもは食べようとは思わないのだが、それを頼む人が多いことで、いったどうゆう味なのかと思っていたのだ。「玉ねぎ天」と外国人の店員さんにつげると、見事な手さばきで蕎麦ができあがる。最後に「玉ねぎ天」と葱を乗せる。

蕎麦丼をテーブルに運んだ。280円という破格のこいつをみたのだ。うん、なかなかうまそうではないか。世の中にはちゃんとお金を払えば、それなりにうまいものは食えることになっているが、こいつの値段は何なのだ。このコストパフォーマンスのかたまりの様な蕎麦を貪り食ったのだ。いやーうまかったのだよ。[お蕎麦deランチ]

玉ねぎ天そば

六文そば 日暮里第2店
東京都荒川区東日暮里5丁目51-14