丸干し芋丸干し芋


丸干し芋

午前5時30分起床。浅草はくもり。水戸の「長谷川さん」から「丸干し芋」が届いた。長谷川さんから荷物が届くと聞いて、あたしは「丸干し芋」だと思った。大好きな「丸干し芋」だと嬉しいと、家人も捕らぬ狸の皮算用をしていたのだが、そして届いたものを開けてにっこりとする。

あーこれだよな、と金色に輝いている「丸干し芋」を見る。この贈与を頂くことで「紅はるか」が(ウチでは)フツーになったけれど、それは素晴らしい食感と色をもたらしている「純正産」だからだ。家人は、ホルモンで一番好きなものが「マルチョウ」のように、この「丸干し芋」が干し芋界隈では一番うまいと云う。

紹介の順番

平らな干し芋と対比しての話しなのだが、いや、うまいことを云うものだなと思う(笑)。ウチにくるお歳暮で、一番早く食べなくてはならないものは「生物」である(「牡蠣」が代表的だ)。故に「生物」は紹介が早い(笑)。ついで食べなくてはいけないものが、この「丸干し芋」を代表とする消費期限がやや長い食べ物なのである。

その後は冷凍された物だ。ついでに書くと冷凍された物が沢山届いているのだが、どうしても紹介が遅れてしまう。冷凍された物は大事にとってある。なんといっても冷凍庫を買ったのだよ(笑)。しかしだ、届いた「丸干し芋」は早くも家人の物となっている。

我が儘を云わせてもらえば

この「丸干しいも」は素肌が透けるように美しい。製造が「(株)テルズ」という会社になってから、その味はあたしの経験を優に超えてたものになっている。確かに甘いのだが、その甘さが複雑性に溢れている。黄金の様々な甘みの精が飛び回っている。いや、この「干しいも」の生産だけに特化した農業生産法人「(株)テルズ」は素晴らし存在だと思うのだ。

しかし、芋は芋なのだ(とあたしの中であたしが叫ぶ)、かつての灰色ががった「丸干しいも」が妙に懐かしかった。家人はネットで探し始めているが、どうやら見当たらなかったようだ。あたしを「丸干し芋」の世界に引き込んだ、色々な色の混じった、そして形の不揃いな「丸干し芋」をもう一度食べたいと思うのである(笑)。

丸干し芋

丸干し芋

株式会社テルズ
茨城県那珂郡東海村白方285