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きのこあんかけそば

きのこあんかけそば

午前5時50分起床。浅草は晴れ。今日のランチは「墨田区役所 食堂」でとった。別に何を食べるというのも無かったけれど、ディスプレイを見れば「きのこあんかけそば」が出ている。「今日の和麺」はおもしろいものが多く、特に「けんちんそば」はその代表だが、この「きのこあんかけそば」も食べて驚いたのだ。

いや、見た目が悪いのである（笑）。「きのこあんかけそば」という名前の通り、あんかけになっているのは良いとしても、油が浮いているように見えるのである。「あー」と思う。油が浮いていると云っても重油ではない（笑）。それはこの日座った処の問題とも云えなくはないのだ。一番端の日当たりのよい処に座ったからだ。

シナチク？

曇ったガラスの窓を通して差し込む光に、全てが浮いたように見える。まあ、この人は平気な顔をして手繰ったのだが、見た目は悪いと云わざるを得ないだろう。でも食べればこれがうまいのである。蕎麦の名前通り「きのこあんかけ」がタップリなのは何よりも助かる。「きのこ」には糖質が殆ど含まれていないからだ。

それは糖尿病のあたしには朗報なのである。まあ、申し分け程度に入っている豚肉もある。この日は油の浮いた状態と蕎麦に含まれる小麦粉の割合が高いことを除けば、概ね良い感じでランチを過ごせた。ただ、食べている最中に、これば「シナチク」じゃねぇのか、と気になるものがあった。

しょぼいけれどもうまい

あたしは一瞬「おもしろいじゃねぇか」、とその太いものを取り出して調べて見た。いや、これはやっぱり「シナチク」だ、と思いそれを囓った。そしたらなんてことはない「きのこ」だったのだよ（笑）。いや、まったく笑わしてくれる。その姿は下品だが、食べればちゃんと「きのこ」なのである。

この「雑きのこ」しか心に残らない、と云っても良いような作品にもちゃんと肉が入っている。そに肉がまたしょぼいのだが、そのしょぼいとことがいい。いや、こういうランチの前ではタダひれ伏すしかないのである。しょぼいけれどもうまい、あーなんとも云えないランチなのであった。[お蕎麦deランチ] [ 浅草グルメ]

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1丁目23-20 墨田区役所1F