つむぎのおばちゃん
午前7時30分起床。浅草は雨。つむぎのおばちゃんも歳をとったな、と思った。
いや、そんなことなら、あたしも歳をとっているわけで、歳をとることに関しては皆一緒なのだが、おばちゃんが、最近は滅多に会えないうちの息子を見て、驚くその顔に年齢を感じたのである。
兎に角沢山の歳月が流れていったわけで、しかし浅草のことはこれっぽっちもわかっちゃいないのだ。と同様、あたしのこともなにもわかっちゃいないのだが。
おおもり
つむぎ、と云えば「鴨せいろ」がうりだろうが、このところは「もりそば」の大盛り、つまりは「おおもり」ばかりなのである。かつては「鴨せいろ」ばかりだったものが、今では「おおもり」だらけになったのだ。
この嗜好の違いは何だろうな、と思っても、何故かは分かるはずもなく、ただひたすら蕎麦を手繰るのである。
その好きな「おおもり」を「ずすーっ」と音をたてて手繰ると、その音はあたし自身もあきれるほど大きく、でも、やっぱり蕎麦は音をたててすすってなんぼじゃ、とひとり分かったような気分になっていたのが妙に面白かったのだ。[浅草でランチ]
つむぎ
台東区浅草2丁目22-12
03-3844-8713
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