肉そば肉そば


麺工房 門左衛門 麺串

午前5時起床。浅草はくもり。空知に行く際に飛行場で朝飯としたのだ。場所は羽田空港第1ビル、そう、普段乗るANAとは違い、この日はSKYだったのだ。久しぶりだな、と独りごちりながら3階に上ってみた。

そこに「麺工房 門左衛門 麺串」という蕎麦屋を見つければ他に選択の余地もなく中に入る。先客は3組、みんな蕎麦とご飯のセットものを食べていたが、あたしはメニューにあった「肉そば」を単品で頼んでみたのだ。

この「肉そば」は汁が辛い、と云うことで、玉子が付いていたのだが、まずは玉子を入れずに蕎麦だけを食べてみる。

蕎麦を箸でつまむとちょいと汁につけてズスーっとやってみる。成る程、汁はピリリと辛い。喉にくる辛さだ。咽せそうになった(あたしは辛いものにはことのほか弱いのである)が、ここはぐっと我慢だ。

これは玉子を入れた方がよさそうだ、と玉子をといで入れてみた。正解だった。ぐっとマイルドになり、蕎麦が幾らでも入る。この「肉そば」はどこか「そば処 いってつ」の「品川宿そば」に20%似ているな、と考えたが、(あとで書くが)なによりも「本陣」の「肉そば」に60%は似ているし、「そば 俺のだし GINZA5」の「俺の肉そば」には65%似ている。

しかし、よく似ているだけで残念ながらそれらに比べるとなんといても迫力が無い。「ホントにこれを食うつもりなのか?」と聞いてくるような熱意がこの「肉そば」には感じられないのだ。

それから値段も飛行場という所場代が響くのだろう、まことに高いのである。しかし汁に入れる玉子は良く気がついたな、と思う。玉子は正に正解である。あたしは今度「本陣」(ここの汁よりずっと辛い)で食べる時には玉子をもらって入れてみよう、と思ったのだ。

肉そば

麺串

麺工房 門左衛門 麺串
東京都大田区羽田空港3-3-2
東京国際空港第1旅客ターミナルビル北ウイング3階