考える技術考える技術


考える技術

午前5時45分起床。浅草はくもり。2月10日の「小さな勉強会」で使用したPPTを掲示する。これは2006年5月13日の「法政大学エクステンションカレッジ」の第1回の講義内様からの抜粋だ。だたし、当時と比べても(講演内容は)かなり優しくしたつもりだったし、当時のPPTの中に出てくる(当の本人も)分けがわからなくなった部分は使用していない。

だから簡単か、と云えばそうとはいえない。これは『桃論』を書いた後、建設業の現場で働く人向けにと考えたものだが、幾ら何でもわかりにくい言葉が多いのだ。それでも「クロード・レヴィ=ストロース」(この名前もなんだかわからないとの指摘を受けた)の「神話にアルゴリズ」の解説に「ガメラ vs ギャオス」を持ってくる処など、かなり工夫の跡も見られる。

この「考える技術」で、あたしの云いたかったことを無理矢理1つにまとめれば、「白でもなく黒でもない灰色があることを忘れてはならない」、ということなのだ。その「灰色」(=中景)はともすると見えなくなってしまう世の中(Web2.0以降)になってしまっている(その流れは益々強力になっているる)。だから「灰色」を見る技術としてのものの見方を提示したつもりだった。しかし、やっぱり分かりにくいな。

撮影:村上さん

撮影:阿部さん