おでんおでん


くいものや楽で二次会

午前4時起床。浅草はくもり。2日の二次会は「くいものや楽」を選んでみた。「くいものや楽」は久しぶりだ。その昔「児玉」という名前で、まだ三丁目に住んでいる頃は贔屓の店だった。それが何時の間にか行かなくなってしまったのは、単なる出不精というよりも、やはり10年前の脳梗塞の影響が大きかったように思う。

「くいものや楽」には思い出したようにたーまに行く。だからおかあさんに「今度は忘れない内にきてね」、と云われてしまう。おかあさんは久しぶりであたしの顔を見たのだろうが、あたしは時々おかあさんの顔を見ている。夕方、店の前を通るといつも店を開ける準備をしているのだ。

そんな「くいものや楽」は、あたし達のために、奥の部屋を開けてくれた。さらに簡単なお通しを出してくれたのだが、その出し方の粋なこと。まさに、浅草で育った女性が開いている店だ。一人ひとり分なんてやってられないのだ。まとめて出すのである。焼酎の酒のキンミヤも一本もらい、烏龍茶も2Lで出して貰う。

それでいいのだ。とどめは「トンビ」(イカのくちばし)である。この「トンビ」を一つの皿に出してもらう。これを食べる為に「トンビ」が乗った皿をぐるぐると手渡しだ。あたし達は一人一本手に取って食べた。まるでこういう食べ方があったという事を再確認するようにだ。[浅草グルメ]

お通し

トンビ

くいものや楽
東京都台東区浅草3丁目35-9