バケツコンロと南部鉄器ジンギスカン鍋バケツコンロと南部鉄器ジンギスカン鍋


バケツコンロと南部鉄器ジンギスカン鍋

午前4時15分起床。浅草は晴れ。憧れていたバケツコンロ」と「南部鉄器ジンギスカン鍋」が届いたのだ。勿論「ラムの肩ロース肉」と「マトンのモモ肉」、それから「ねぎ塩ホルモン」と「てっぽう」と云う「豚ホルモン焼き」まで付いてである。これを贈ってくれたのは「前川さん」だ。ありがとう。

これは「ジンギスカンのあんべ」のものだが、「ジンギスカン」は後程食べるからいいとして、ここで言及するのは「バケツコンロ」と「南部鉄器ジンギスカン鍋」なのだ。この二つを前にしてあたしは頭を抱えてしまった。

まだ「南部鉄器ジンギスカン鍋」はいい(2つ目だけどズッシリと重いものだ)。これは家のコンロの上でも使える鍋だ。つまり使い回しがきく。しかし、「バケツコンロ」は、始めて見たが、思っていたとおりのバケツだった。ただ、穴が空いているのでバケツとしては使用不可能になっている。

そして、その口を塞ぐように「ジンギスカン鍋」が乗るのだが、その姿は一種の「縄文の記憶」だ。肉を焼いて食うぞ、という力がみなぎっている。しかしだ、この「バケツコンロ」を一体何処で使えばいいのだろうか。あたしはちょっと絶望的気分になってしまった。

裏浅草の家の特徴を云えば、家と家の間に塀が無いことに尽きるだろう。なぜか無いのかと云えば、裏浅草の家々は、狭くて塀など立てる土地がないからだなのだが。そんなものだから庭なんでいうものは夢の又夢である。つまり庭で火を炊くことができないのである。

あたしの家はアパートだから勿論庭なんてないし、ベランダで「バケツコンロ」で「ジンギスカン」をやったら、となり近所から苦情がくるに違いない。勿論、道路での火の使用は(たぶん)厳禁である。つまり、浅草で「バケツコンロ」を使うには相当覚悟が必要なのだ。

こうなりゃ「汐入公園」でやるしかないか、と考えているのである。

バケツコンロ

ジンギスカンのあんべ
岩手県遠野市早瀬町2丁目4-12