花巻蕎麦花巻蕎麦


花巻蕎麦

午前4時起床。浅草はくもり。久しぶりに「ゆで太郎本所吾妻橋店」でランチにした。なぜか店外のメニューに「花巻蕎麦」がフューチャーされていたのだ。へー「花巻蕎麦」か、桜の花にはまだ早いけれど、何十年振りかで「花巻き」を手繰ってみようという気分になった。

「花巻蕎麦」は、どのように出て来るのかが楽しみなのだ。想像するに、海苔をちらした「かけそば」がやって来るのだが、そこは「ゆで太郎」である、後はサービスで好きにやってくれ、と海苔のパックがついてくる、とそう思っていた。そしたら「かけそば」と、パックに入った全部で8枚の「焼き海苔」があたしの手元にやってきたのだ。

あーこれでは駄目なのだ、と思う。「花巻蕎麦」とは「究極のかけそば」なのである。

その究極とは「海苔の香り」のことなのだ。その「海苔の香り」を楽しむためにこの蕎麦はある。だから「花巻蕎麦」は「かけそば」に、海苔がもまれて乗って出てこなければならない。できればそれに蓋をしてとる。そう、食べる間際の香り楽しむ、そんな粋蕎麦なのだ。

あたしは思わず笑ってしまった。「ゆで太郎」は何を考えているんだと。「花巻蕎麦」を大々的に売り出すつもりなのか、それとも焼き海苔を大量に仕入れてしまったのかは分からない。あたしは、店舗の外の写真にあったように丼の縁に海苔を並べ、そして2枚ほどをちぎって蕎麦の上にちらして写真を撮ったのである。なんだか随分と海苔の多い「花巻蕎麦」になったのであった。[お蕎麦deランチ]

花巻蕎麦

ゆで太郎本所吾妻橋店
東京都墨田区吾妻橋3丁目7-4