珍満の餃子珍満の餃子


うちのスタンダード

午前4時40分起床。浅草はくもり。気になっていた店があったので、ちょこっと行ってみたのだ。御徒町の「吉池」の直ぐ近くにある「中華 珍満」という店だ。この店は、なにが凄いのかが全然分からないのだが、(あたしが見る限りでは)行列ができている。きっとうまいのだろうな、と腹減らしの老年を惑わしていたのだ。

そして、漸く念願の行列に加わったのである。ピラには「餃子」の宣伝が書かれている。曰く「当店の餃子は皮・手のし、野菜たっぷりの健康餃子です。カウンターの向こう、見せるところで造っています。」なのであるが、味には自信がありそだ。なかなかそそるではないか、と待つこと30分、漸く席に着いた。

しかし、頼もうと思っても、給仕さんが一人だけなことに気が付く。この給仕さん、あれやこれやと忙しく、あたし達のところで来てくれたのは10分後だった。なるほど、人が待たされるのは洋々な理由があるものだが、ここでは、接客から会計まで、給仕さんが一人でやらなくてはいけない訳で、人を呼ぶのが遅れるのだろう(たぶん)。

あたし達は「餃子」と「タンメン」と(あたしだけだが)ビールを頼む。最初にビールがでてきたが、ビールの後が続かない。ビールが出てから10分後に「餃子」2枚のうち1枚が届く(笑)。その後「タンメン」、そして最後の「餃子」が出てきたのは遅れること10分程経ってからである。

なんともな給仕であるが、忙しいのはわかる。まあ、許そう。厨房の中には4,5人程の料理人がいて夫々が忙しそうに作業をしていた。「タンメン」は何時もの姿と味がした。余りにも何時もの姿と味なので少々褒める言葉を失うが、この何時もの味の「タンメン」とういうのがなかなか出来ないのだ。うん、うまいぞ、と思う。

そして「餃子」だか、これは焼き上がってから、暫く冷まして持ってくるようだ。しかし、その中は十二分に熱い。熱い「餃子」はうまい(これは「王さまの餃子」で実証済みである)。やや大きめの餃子がうなる。あーこれならあと1人前頼んでおけばよかった、と思ったが、給仕さんは益々忙しいそうなのだ。

珍満の餃子

珍満のタンメン

中華 珍満
東京都台東区上野3丁目28-10