新しい日本型資本主義 
納豆オムレツ
赤提灯
午前5時10分起床。浅草は晴れ。五分咲きの花見の「花より団子」の場所は上野2丁目の「赤提灯」だった。この店は、上野の飲み屋街に立っているリサラリーマンの味方、つまり、安さがウリの店だ、と云っていいだろう。満員に近い店に入って、まずはビールとウーロン茶を頼む。
ウーロン茶は勿論家人のものだが、家人は（知っている人は知っている通り）、酒が飲めない人なのだった。あたし達は「納豆オムレツ」「肉豆腐」、「ガツ刺し」それから「レバー」を塩とタレで焼いてもらう。全体的に云ってこの店の味付けは甘い。全てを砂糖の甘さでなんとかしようというのだろ。
しかし、「納豆オムレツ」は味がしないのだ。強いていえば納豆の味であるが、酒肴としては味が弱すぎる。それでテーブルから醤油をとって醤油をかけ、それに付いているマヨネーズを付けて食べた。普段ならしょっぱい味なのだろうが、酒肴としては丁度よくなる。
そして個人的に盛り上がったのは「ウィンナーソーセージ」なのだった。
これを頼む時いろいろと想像してみる。たぶん赤いやつで5本ならんでくるぞ、と。暫くしてやってきた「ウィンナーソーセージ」は思ったより高級なものだったが、ちゃんと5本並んでいた。少しがっかりしたのも事実で、出来れば焼き目を付けて赤いのが出てきて欲しかったのだ。
しかし、それはそれでかまわない。ここは「赤提灯」なのだ！
赤提灯
東京都台東区上野2-10-4 池之端会館1F
