ツオのタタキ サラダ仕立てツオのタタキ サラダ仕立て


カツオのタタキ サラダ仕立

午前4時10分起床。浅草はくもり。「墨田区役所 食堂」で何か食べようとディスプレイケースを除き見た処、「カツオのタタキ」があった。あたしは別に「カツオのタタキ」が好きだ、という訳ではないが、その薄ら白茶けた切り口の表面に、並々ならぬコックの意気込みを感じたのだ。

白茶けないで出す。それが何よりも重要なのだ。

早速「カツオのタタキ サラダ仕立て」を頼むと、「カツオのタタキ」の部分は出来上がっていて、そっくり冷蔵施設の中に収まっていた。普段なら、おかずの部分は温かく保つ為の施設に入っているものなのだが、今日はまったく逆なのだ。

勿論、白茶けないで、深く赤黒く染まった「カツオのタタキ」が出てきた。素晴らしい、と思った。

ただ、細部は気になる。サラダに仕立てられた野菜がパリパリしておいしい。しかし、本来ならば敷いてあるのは「玉ねぎ」のはずだし、それに何は無くとも茗荷が欲しいし、ニンニクの薄切りも欲しいところだ。しかし「カツオのタタキ サラダ仕立て」という名前でうまい具合に逃げたなと思う。

ここは役所の中にある食堂なのだ。匂いには気をつかわなくてはならない。その匂いに気をつけなくはならないところで、最低現できることをしてみた結果が、この「カツオのタタキ サラダ仕立て」になった、ということだろう。なかなか良くできた定食だった。[浅草グルメ]

ツオのタタキ サラダ仕立て

ツオのタタキ サラダ仕立て

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1丁目23-20 墨田区役所1F