20190727_165835湯上り娘


湯上り娘と糸瓜の粕漬け

午前5時15分起床。浅草は晴れ。一昨日は花火の夜であった。あたしの家で花火と云えばこれである。「湯上り娘」だ。この枝豆が着いたのが当日の午後5時、そして食べ始めたのが午後7時という早業でこの枝豆を茹で上げる。その茹で上げる時の湯気の香りときたら、これはたまらない。

狭い我が家一杯に広がる茹でる時の甘く咽せるような香り。

この香りこそが「湯上り娘」の醍醐味なのだ。そして茹で上げたら、笊にとってお湯を切って団扇で冷やしてやる。団扇でなくてはならないのか、と聞かれたら、団扇に限る、と答えよう。団扇をパタパタやる風にのって、又香りが鼻をつくのだが、その香りが、又いい。

そして「糸瓜の粕漬け」がある。あー花火の夜はこうでなくちゃいけない。

TVは「隅田川花火大会」を写している。表に出れば見られるものを、わざわこうしてTVで見る。音がなんとなく遅れて届く。この不思議な空間こそ、浅草四丁目に住んでいる醍醐味だろう、とあたしはかってに思っている。この不思議な空間を十数年も続けてきた。そして「湯上り娘」。すっかり我が家の花火の夜になった。

おいしいゆで方

  1. 枝豆は洗わずにボウルに入れて塩をふり、よくもんで15分から30分ほどおいてなじませる。
  2. 塩を洗い流す
  3. 沸騰したたっぷりのお湯(枝豆250gに対して、お湯1リットルと塩大さじ1)に枝豆を入れ、ふたをしないで強火で茹でる。
  4. 茹で時間は5分が目安。少し固めがちょうどよい。
  5. ざるに上げて水気を切り、冷ましながら、まだ温かいうちに塩を振って混ぜる。団扇で扇いだり、冷房に風を当てて急速に冷ますと色よく仕上がる(水で冷やしてはいけない)。

湯上り娘

糸瓜の粕漬け