レストラン・喫茶_桃山レストラン・喫茶 桃山


レストラン・喫茶 桃山

午前4時25分起床。浅草は晴れ。「レストラン・喫茶 桃山」は24時間営業している店であり、場所は「喫茶ニット」の直ぐ近くで、白内障の治療のために墨東病院へ通うあたしの見つけた、かなり変わった喫茶店なのである。まず正面玄関があやしい。まるで錦糸町のベルサイユ宮殿(笑)である。

この入口を見て、誰が喫茶店だと思うだろうか?。近所の店もあやしい(そもそも墨東病院の建ってる場所があやしいのだが)、まるで、錦糸町の場末の夜をギュッと集めたような処にある。でも、あたしは知っているのだ。あやしい処に悪い奴はいないのである(ホントか)。

店に入って直ぐに気がつくのだが、ここは喫煙率100%だ(たぶん)。みんなタバコを吸っている(たぶん)。そこへ禁煙歴10年のあたしが入る。なんとも云えないタバコの香りが迎えてくれる。タバコを止めて10年も経つと一丁前に少々香りが鼻につく。店員さんが何処でも好きなところへどうぞと案内をしてくれる。

あたしはTVゲームのある席に着いた。なんとまだ現役なのだ。あたしと家人は「しょうが焼き定食」を頼む。ご飯が沢山付いてきてしまったが、あたしは少しだけたべる。「しょうが焼き定食」の味はあたしが初めて食べたそれに似ている、と思った。昭和40年代、街のレストランで初めて食べたそれを思い出す。

値段は「桃山」の方が安いぞ。この50年で日本経済は定食の価格をあげ忘れてしまったように思えた。

付いているアイスコーヒーも、あたし達が座った席も、席の周りも、店員さんも、お客さんも、店内に流されているTVも、昭和のままだ。平成、令和が何だ、と思える。この不思議な空間の地場を作っている「24時間営業」というのは一体何なんだろろう、と思うが、まあ、ランチはおいしかったのでよしとしよう(笑)。

TVゲームの画面

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レストラン・喫茶 桃山
東京都墨田区江東橋4丁目20-7