盛楼閣の温麺温麺


溶け出した溶岩

午前4時起床。盛岡は晴れ。盛岡に着けば、一番うまくて、でも高いところに「村上さん」に連れていってもらう。つまり「盛楼閣」だ。「冷麺」は「盛楼閣」が一番である。そして「温麺」も又一番なのである。そう、あたしは今日は「温麺」を食べたかった。

「温麺」と云っても色々なものがある。「盛楼閣の温麺」は、その「冷麺文法」通り均整にとれた姿形の「冷麺」とは全然違う。云ってみればその姿は「溶け出した溶岩」もしくは「巨神兵」の餌のようだ(見たことはないけれど)。

つまり「盛楼閣」の「冷麺」からは程遠く、「もりしげの冷麺」に限り無く近い「温麺」なのである。

温麺

そして、これも又盛岡でしか食えない。これと比較できるものは盛岡にしかない。そういうものである。同じような「溶け出した溶岩」を持ち、そして、半分の値段で浅草で出ていたら、あたしは盛岡に着くなり蕎麦を食べにいくだろう。しかし、あたしは盛岡に着くなり「盛楼閣」へ行く。そして「温麺」をもらったのだ。

盛楼閣
岩手県盛岡市盛岡駅前通15-5 ワールド・イン・GENプラザ2F