新しい日本型資本主義 
桃のヨーグルトココパルフェ
2度目の一服
午前4時起床。浅草は晴れ。暑い日だった。（あたしらは）直射日光に耐えきれず1時間に1回は寄り道している、という感じで、ちっとも用事が進まない。「デニーズ浅草国際通店」に寄ったのはこの日2度目の一服だった。しばらく座ったままのあたしらは、何を頼もうか、とメニューをめくる。
すると「ほろデニセット」が目についた。あたしはこれにする、とビールをオーダーした。他のつまみは食べる予定もなく、つまり何でもよくて、「たらマヨポテト」と「アジフライとヒレカツ」を頼んだ。と、ここまではいいのだが、家人が頼んだものを見て、「あー食いたい」と思ったのだ。
桃のヨーグルトココパルフェ
それが「桃のヨーグルトココパルフェ」というものだった。これは大好きな「桃」がおごられていた。その量は1個分はあろうか、という大盛りである。「桃」の白い肉体を性懲りもなく露わにした姿が妙になまめかしい。あたしはすっかり自分で頼んだビールを忘れこの「桃のヨーグルトココパルフェ」に気を取られていた。
（糖尿病のあたしにとって）なんと華やかな食べものなのだろう。こんなのがあっていいのか、とさえ思えた。そして「桃のヨーグルトココパルフェ」を食べる。あたしは「桃」を一切れもらったのだ。あーうまい。「桃」は、あたしの好きな福島県産の「あかつき」ではなかったが、しかし十分にうまい。他はちょっと食えなかったけれど、いやはや、凄い食べ物が世の中にはあったものなのだ。
デニーズ 浅草国際通店
東京都台東区浅草一丁目43-5
