血液検査
午前3時起床。浅草は晴れ。この日は鐘ヶ淵の病院へ行ってきた。糖尿病の検診の為にである。あたしは糖尿病である。つまり血液検査をすると「HbA1c(ヘモグロビンA1C)」は高く、「尿素窒素」と「クレアチニン」も同様に高く腎臓機能の半分は残念ながら働いていないことを示している。
これらの数値は、脳梗塞で倒れた12年前から回復して大幅な変化はない。本当に身体は元気なままなのだが、だけど糖尿病は怖い病気なことを自らの身体で証明しているようなものだ。まあ、それはそれで良し、として(良くはないのだが)、ここに来て新しい項目が低いと云われてしまった。それが「総蛋白」と「LDLコレステロール」なのだ。
総蛋白とLDLコレステロール
この症状を見て、先生は栄養失調だと思っている。まあ、それはしょうがないのだが、単純に栄養失調と思われるのはちょっと違うような気もする。「総蛋白」については、「肉や魚を食べていますか」、と聞かれていて、それはそれで正しくて、「いや、先生、最近はあまり食べていないのですよ」、とあたしは小さな声で云う。
一昨年、昨年に比べれば、肉や魚を食べてはいないのだ。あたしの主食は「低糖質パン」と蕎麦になってしまっている。あたしのランチと夕餉は、週に3日は蕎麦なのだ。酷い日にはランチに蕎麦、夕餉も蕎麦なのである。それは血糖値を抑えるには抜群の効果があるが、でもそれじゃ「総蛋白」は低いままなのだ。
中華料理をデリバリーしてみた
それじゃ、ということで、この日の夕食は急遽、中華料理のデリバリーにしてもらった。「酢豚」、「ニラ玉」、「鶏皮の唐揚げ」それに「餃子」である。積極的に取りたい食品として、鉄分の多い食品、良質のタンパク質、ビタミンCの多い食品、ビタミンB6の多い食品、ビタミンB12の多い食品、葉酸の多い食品が良いと云われている。
だが、これらの食材を見て、これの何処が「総蛋白」に良いのだろう、と己の癖の強いメニューに呆れかえる。しかし、考えて見れば「酢豚」の豚や、「ニラ玉」のたまごや、「鶏皮」も「餃子」の具にさえ肉があるではないか、と思う。確かに蛋白質があるが、んーこの「総蛋白」を引き上げるには結局「プロテイン」のサプリメントを常食するしかないのかな、と思うのだ。