日立名物_三春の笹巻きごはん(ポーク巻きごはん)日立名物 三春の笹巻きごはん(ポーク巻きごはん)


日立名物 三春の笹巻きごはん(ポーク巻きごはん)

午前3時起床。浅草は晴れ。今年の「長谷川さん」からの贈与は「日立名物 三春の笹巻きごはん」というものだった。これ、一言で云うなら「大きなちまき」である。普通の「ちまき」の10個分以上はあるだろう(たぶん)、と云うその大きさが目をひく。どちらも「笹の葉」でごはん類を包むのは同じである。

ただ、「ちまき」は笹の葉一枚で全てが終わるのに対して、「三春の笹巻きごはん」は複数枚の笹の葉を使用している。つまり量が圧倒的に違うのである。これをなんと云えば良いのだろうか、兎に角大きな「ちまき」なのである。

これを最初に見たとき、全体が白い「もち米」だけで出来ているものだ、と思った。なにせ原材料が、「もち米」と「笹の葉」と「いぐさ」だけしか記載されていなのだ。だから、これを蒸して(20分間蒸し器で蒸さなくてはならない)みたところ、「ポーク巻きごはん」だったことに驚いた。

妙にエロティックな瞬間

あたしは「笹巻きごはん」を皿に置いた。そして、おもむろに「笹の葉」を一枚一枚手で脱がしてやる。まるでスケベなエロ爺の様にだ。この妙にエロティックな瞬間は、最近はとんと忘れかけていたものだ。すると妙に艶めかしい「もち米」の本体が出て来る。

おはち切れんばかりの餅米の間から具材が見えている。この瞬間こそ「三春の笹巻きごはん」を食べる楽しみなのかもしれないな、と思う。なにせ冷凍でカチカチに固まったものが、蒸すことで優しく様態を変えるのだ。

それを半分にしようとすると、ご飯が儚くも崩れる。それは中身の存在故だろう。一面に広がる椎茸と豚肉の見事な様態、そしてそれを包んでいた「もち米」の色が茶色のグラデーションに変わっている。まさに「ハイブリッド」だな、と思う。さあ、頂こう!と珍しく2分の1をもらった。うまい!

日立名物_三春の笹巻きごはん(ポーク巻きごはん)

日立名物_三春の笹巻きごはん(ポーク巻きごはん)

三春
茨城県日立市旭町2-8-14