鶏の竜田揚げそば鶏の竜田揚げそば


竜田揚げと唐揚げの違いはなんだ

午前3時30分起床。浅草は晴れ。この日は「墨田区役所 食堂」で「鶏の竜田そば」を食べたのだが、あたしの疑問は、なんで「竜田揚げ」で「唐揚げ」じゃないんだ、ということだった。暫く待つと「鶏竜田そば」が手元にやってくる。外観を見ただけでも、なかなかいいじゃないか、と思う。しかしこれは「唐揚げそば」の名指しはない。

「からあげ(唐揚げ、空揚げ)は下味をつけた食材に衣をまぶして揚げたものの総称です。筑前煮や肉じゃがなどを総称して煮物というのと同じ。調理方法は、下味をつけた肉や魚介類、野菜などの食材に衣(片栗粉や小麦粉)をつけて揚げるか、衣に色々な調味料を入れて下味をつけて食材を揚げるかの2パターンに分類されます」中国から伝わったので漢字で書くと「唐揚げ」とも言い、ニンニクを使っているのが基本なんだそう。


一方「竜田揚げ」は、奈良県生駒地方に流れる、紅葉で有名な竜田川にちなんでつけられた名称。「肉や魚などに下味をつけ、衣(主に片栗粉)には下味をつけないで揚げるという調理方法。揚げたときに衣の厚い部分は白く、薄い部分は赤褐色に見えることで、川面に紅葉が映える風情を盛り込んだ料理」なんだとか。(「唐揚げ」と「竜田揚げ」の違いって?定番料理の違いを管理栄養士に聞いてみた

ニンニクは使えない

これは「竜田揚げ」だ。「唐揚げ」とは違う(らしい)のであるが、なんてことはない「竜田揚げ」は「唐揚げ」の仲間なのだ。つまり数式で書くと二つの関係は以下の様になる(たぶん)。

竜田揚げ∈唐揚げ

ようは、下味にニンニクが使われているかいないか、ということが「唐揚げ」と「達田揚げ」を分ける大きな違いだが、実はたいして変わらないのた。しかし、その気になって食べれば「竜田揚げ」を噛むと醤油と生姜の味がする。

それは当然のことで、ここは「墨田区役所 食堂」なのである。役所の食堂である。役所の食堂で絶対にないもの、と云えばそれは「ニンニク」なのだ。ニンニクの入った餃子などがあっても良さそうなモノなのだが、一度も出てきた試しがない。そう「ニンニク」の臭いを嫌ったのだろう。

なんとなく食える日々

しかし、これがうまいのか、と問われれば、「まあまあ食えるわ」、と答えよう。最近は、まあまあ食えること、が食堂の正解だと思うようになった。それは裏切られてことも多いが、たまにやってくるあたりのうまさが別格だからだ。今日は良かったな、と思える。そしてこの「竜田揚げそば」のように、なんとなく食える日の又多いことで、食堂はまたいいのである。[浅草グルメ] [お蕎麦deランチ]

鶏の竜田揚げそば

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1丁目23-20 墨田区役所1F