おでん(作り始め)おでん(作り始め)


おでん

午前3時30分起床。浅草は晴れ。「おでん」を家人がつくった。家族3人で食べるのに大きななべ一杯にである。これはうれしいし、あたしがデリバリーですっかり疲れた胃が元気になる(笑)、と喜んだ。家人の「おでん」はあたしがベースである。つまり、塩分控えめ、ほとんど砂糖の入っていない出汁なのだ。

本当は、ピリリとくるように塩分の効いた、「静岡おでん」の様な真っ黒な「おでん」が食べたい。だが、腎臓が半分しか機能しないあたしには無理なことだと諦めている。この日は糖質0の月桂冠を人肌に温め、そして大好きな大根、こんにゃく、たまごを食べたのだ。

火を囲む行為こそが紐帯の証だ

鍋を熱々「おでん」で一杯にして、テーブルの上に置いたカセットコンロの上に置いた。「おでん」を一家で囲む。なんか久しぶりの光景だよな、とあたしは思う。そう、家族の誰かがつくった料理をみんなで食べるのは、大晦日にあたしが作った「鴨南蛮そば」以来のことかな、と思ったのだ(実際にはもっとあったが)。

しかし、これは久しぶりに家人がつくた「おでん」なのだ。そして火を囲んでみんなで食べる。あーなんて素敵なことなんだろう。この火を囲む行為こそが紐帯の証なだ、と思う。昨今のコロナ禍の中で、ほとんとなくなった火を囲むとい行為を、一日もはやく取り戻したい、と思う。

それまでは皆で我慢である。あたしらはお世辞にも若くはないのだ。コロナに感染すれば重症化のリスクを伴う。ましてやあたしは基礎疾患持ちなのだ。できるだけ我慢をして生きて行こう。やがて、嫌という程呑める日に向けてだ(笑)。

おでん(出来上がり)

おでん

おでん