五海老天もり五海老天もり


海老はごちそう

午前3時15分起床。浅草は弱い雨。この日は「ゆで太郎本所吾妻橋店」でランチにした。令和三年 卯月号の~太郎の瓦版~のお題は「ごちそう…」だ。蕎麦屋の云う「ごちそう」とは何のことかな、と思えば、これが「海老」なのだった。

年齢のせい(半世紀を超えた)かもしれませんが、
 やっぱりお蕎麦屋の海老は自分にとってごちそうです。
 かつ丼のごちそうとは ちょっと違うんですよね。

恥ずかしい話しですが、小さいころ家にお客さんが
 来るとなると、近所のお蕎麦屋さんから
  天ぷら蕎麦の出前を取ることが多く、
   親戚もそっちのけで嬉しかった記憶があります。 「ごちそう…」より抜粋

成る程と思ってしまった。まあ、3月の新作には「海老と穂先筍のかきあげそば」が出ているが(それについては後程書くが)、そんなに「海老」がごちそうなら「海老」だらけの蕎麦があるじゃないか、と思ってしなった。そう「五海老天そば」だ。

五海老天もり

ただ、この「五海老天そば」には苦労した記憶ばかりが残っていて、とてもご馳走とは思えないのだ。それは暖かい「五海老天そば」を頼むと分かるが、その5本の「海老天」を思い切って全部を丼の中に入れてみる。そうすると、まるで天丼の「いかだ揚げ」のようなものが出来上がる。

しかし、5本も入った「海老天」は時間の経過と共に見事にふにゃふにゃになり、その量であたしの食欲は失せてしまったのである。しかし、それは温かい蕎麦だったせいでもある、「尾張屋 」の「天ぷらそば」のようには行かない。あの海老天は確かにご馳走だったが、同じ蕎麦なのにその違いに唖然とさせられる、

しかし、この日は冷たい「もり」なのだ(笑)。「海老天は」ふやけようがない(しかしふやけない「天ぷらそば」の何処がうまいのだろう)。しかし、食べれば確かにご馳走なのだ。何の「海老」かは知らないが、5本の「海老天」を食べた。一本一本をなめ回すようにだよ(笑)。[お蕎麦deランチ]

五海老天

五海老天もり

ゆで太郎本所吾妻橋店
東京都墨田区吾妻橋3丁目7-4