カツ重カツ重


カツ重

午前4時10分起床。浅草は雨。「墨田区役所 食堂」のマル秘アイテムは「カツ重」だった(笑)。これは何時もショウケースを飾っているが、ただ飾ってると云っても「カツ重」なのである。かつてあった「ムサシ弁当」という傑作の後を受けたかたちだが、つまりは「カツ重」が新しい料理長の得意技だといっても良いのだと思う。

「カツ重」が調理長の得意技か、と思うと、全ての新しいメニューに通じる処がみあるなと思うのだ。それは「揚げ物」なのである。この料理長は何かというと揚げ物に頼るのだ。「今週のカレーは」各種コロッケがのったものとなり(笑)、食べる気は失せた(笑)。

かつての料理長の得意技である「ムサシ弁当」は、マグロの刺身を奢ったものだったし、更には特別メニューに「握り寿司」があったことを考えると、(新しい料理長の)腕はどうなんだろう、と思ってしまうのだ。たしかに、カレーは甘くなり、コクが無くなってしまっている。

タマネギが煮えすぎの気もするし、たまごも相当堅くなてしまっていた

「墨田区役所 食堂」は、他の食堂同様、なるべく調理はしないで(うどん・そばは茹でるが)、直ぐに食べられものを出してきた。待っても数分である。そんな中での「カツ重」は(「カツ」は出来あいのものであるが)、それをタマネギを加えて煮て玉子でとじなくてはならない。

その行為そのものの時間がプラスされるのである。あたしは「カツ重」をオーダーしてなんと5分近く待たされてしまった(笑)。いや、ここは何処だと思っているんだ、と云いたくなる。「墨田区役所 食堂」である。昼には大勢の人達で埋まる区役所の食堂なのだ。

やっと出来てきた「カツ重」を持って席に座る。なんだかタマネギが煮えすぎの気もするし、たまごも相当堅くなてしまっていた。やはり煮すぎたのだろ(笑)。まあ、食べればなにかコクがちょっと足りないと思うけれど、まあ「カツ」を食っているぞ、という気持ちにはなったのである。[ 浅草グルメ]

カツ重

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1丁目23-20 墨田区役所1F