天ぷらそば天ぷらそば


尾張屋分店の天ぷらそば

午前5時10分起床。浅草はくもり。家人と「天ぷらそば」を手繰りに行ったのだ。あたしが個人的に一番うまいと思う「天ぷらそば」は、そう「尾張屋 支店(雷門店)」だ。ここの「天ぷら蕎麦」も三度目になる。浅草に住んで20年以上経つのに、「尾張屋」の「天ぷらそば」を手繰ったのは今年になってからなのである(笑)。

その「天ぷらそば」手繰ったのは3月初めのことだった。つまり何時も見ていたもの(ただし店先のウィンドウの中だが)を初めて食べたて、あーうまいものはあるものだな、と思った。そして8月だというのに、今回もこの「天ぷらそば」を手繰る。それもわざわざ出掛けて「天ぷらそば」を手繰る。

ビールが飲めない

そう、今日の目的は「天ぷらそば」なのだ。しかし、又ビールが飲めないな、と思う。何時まで続くこの緊急事態宣言なのか。まったく楽しみの半分が消えてしまうのである。しかしそれもでも蕎麦を手繰る(笑)。蕎麦、汁の色、出汁、塩味は完璧に近い。さらに柚子の欠片がいい仕事をしているのだ。

なによりも「天ぷら」である。これは巨大な海老を天ぷらに仕上げたものだ。それを何時もの「天ぷらそば」のように、汁に浸して衣が「ふにゃふにゃ」になるのを待つのである。「天ぷら」が「ふにゃふにゃ」になったらうまい「天ぷら」の衣を食おう。衣の具合を確かめるようにガブリとやるのだ。

まるで仕事のように蕎麦を手繰る

うまいのだ。どうしようもなくうまいのである。この蕎麦の「海老の天ぷら」を食べるという仕事、そうまるで仕事なのだ。蕎麦が来る→天ぷらの衣を汁に浸す→その間蕎麦を手繰る→ふやけて「ふにゃふにゃ」になったうまい天ぷらを食う→その「ふにゃふにゃ」になった衣と汁が混じった蕎麦を手繰る。

この蕎麦を手繰るに手順などある訳ががないのだが、あたしはこの方法を守って蕎麦を手繰る。なぜ、仕事のように手繰るのかは良くは分からないのだが、たぶんこうするのが一番うまいのだ(笑)。意何時ものことだが、「寿司と洋食と蕎麦は、近所のがいちばんうまい」、でもだ、少し離れた一丁目の蕎麦もうまいのである。[浅草グルメ] [お蕎麦deランチ]

天ぷらそば

尾張屋 支店(雷門店)
東京都台東区浅草一丁目1-3